デンマーク・インターアコースティクス社製  カリスト専用『TBS10補聴器特性測定装置』を12月8日に発売

TBS10補聴器特性測定装置(内側)
TBS10補聴器特性測定装置(内側)

デンマークやドイツなどより世界のリーディングブランドの聴覚診断機器を輸入・販売するダイアテックカンパニー(プレジデント:木下 聡、本社:神奈川県川崎市)は、カリスト(オージオメータ、実耳測定、ビジブルスピーチマッピング)に新たなラインナップとして、補聴器フィッティングの完全なソリューションとなるべく『TBS10補聴器特性測定装置』(デンマーク・インターアコースティクス社製)を2016年12月8日(木)に発売いたします。

『TBS10補聴器特性測定装置』は、既に販売中のカリストの専用機として開発され、補聴器の特性を測定することができます。また、操作性に優れ、各補聴器メーカーの補聴器フィッティングソフトウェアと互換性のあるNOAHと接続して補聴器の調整が行えます。更にコンパクトなボディーのカリスト本体とご使用を頂くことで、より机上のスペースを有効活用することができます。

日本国内で難聴を自覚している人のうち、補聴器を使っている割合は14.1%にとどまっており、英国の41.1%、ドイツの34.0%に比べ、国内での潜在需要は高く、高齢化と共に普及率が上がれば、市場規模が今後数千億円に拡大するとの見方もあります(※1)。一方、補聴器装用者が増えていく中、全国の消費生活センターに寄せられる補聴器に関する相談件数は年々増加傾向にあり、中でも「購入した補聴器が自分に合っているのかどうかがわからない」という相談内容が多く見られています。この状況を受けて、特定非営利活動法人日本補聴器技能者協会は『販売店における補聴効果の確認法』(※2)を策定しました。

補聴効果の確認は、補聴器を販売する上で特に必要とされる業務の一つで客観的評価法と主観的評価法の二つに分けられます。(※2)『販売店における補聴効果の確認法』に記された客観的評価方法は語音明瞭度測定、装用閾値の測定、装用時のSRTの測定、補聴器特性図とオージオグラムを用いた装用閾値の簡易推定法で構成されており、カリスト本体および『TBS10補聴器特性測定装置』を用いればこれらすべてを測定することが可能です。


■『TBS10補聴器特性測定装置』の特長
1.補聴器フィッティングの完全なソリューション
カリスト本体(オージオメータ、実耳測定、ビジブルスピーチマッピング)に接続することで、補聴器フィッティングの完全なソリューションとなります。

2.PCによる簡単操作
専用のデータベースソフトウェアOtoAccessおよびNOAHに対応しています。

3.省スペース設計
カリスト本体と共にコンパクトであり、限られたスペースを有効活用できます。

4.多様な測定項目
下記の項目を測定できます。
周波数レスポンス、利得カーブ、全高調波歪、入出力特性、アタック/リリースタイム、等価入力雑音レベル、規準利得、指向性など


■発売の背景
既にカリストをご愛用頂いているお客様に補聴器フィッティングの完全なソリューションをご提供するために、デンマーク・インターアコースティクス社は『TBS10補聴器特性測定装置』の開発に至りました。机上スペースの有効活用など利便性を重視した製品となっています。


■今後の見通し
今後、日本の高齢化社会進展による需要拡大が期待される国内補聴器市場(※1)において、消費者側の満足度は市場拡大の重要なポイントとなり、的確に補聴効果を確認した上での販売がより求められると予想しています。
また、一般社団法人日本補聴器販売店協会および特定非営利活動法人日本補聴器技能者協会などの業界団体もすべての難聴者に対し、適正に補聴器を供給するために補聴器販売店で行われる補聴器のフィッティングについて示した『補聴器適正販売ガイドライン』(※3)を発行しており、このフィッティング手順の中にも補聴器の特性測定が含まれています。業界としても補聴器特性測定装置を含めた総合的な補聴器の装用効果確認を推奨しており、今後、補聴器特性測定装置の需要も高まっていくことが予測されます。


■製品概要
販売名    :TBS10補聴器特性測定装置
測定内容   :周波数レスポンス、利得カーブ、全高調波歪、入出力特性、
        アタック/リリースタイム、等価入力雑音レベル、
        規準利得、指向性など
測定周波数帯域:100~10,000Hz
電源     :USB
サイズ    :24cm×25cm×16cm
重量     :3.2kg
発売開始日  :2016年12月8日(木)
販売価格   :900,000円(税別)
※ご使用には別途カリスト本体およびPCのご購入が必要となります。


■参考資料
※1:産経ニュース(ウェブ版)
http://www.sankei.com/premium/news/141103/prm1411030023-n3.html

※2:特定非営利活動法人日本補聴器技能者協会発行『販売店における補聴効果の確認法』
http://www.npo-jhita.org/

※3:一般社団法人日本補聴器販売店協会、特定非営利活動法人日本補聴器技能者協会発行『補聴器適正販売ガイドライン』
http://www.npo-jhita.org/common/pdf/guideline.pdf


■ダイアテックカンパニーについて
ダイアテックカンパニーはデンマークのウィリアム・デマント・ホールディング社の傘下にあり、世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であるオーティコン社(Oticon A/S)日本法人の医用機器事業部門として2013年に設立されました。インターアコースティクス(Interacoustics/デンマーク)社、メイコ(Maico/ドイツ)社およびメドレックス(MedRx/アメリカ)社の聴覚診断装置および補聴器関連機器の輸入販売および保守サービスの提供を行っています( http://www.diatecjapan.com )。『学術研究への貢献』、『医療現場への貢献』、『聴覚補償への貢献』という三つの理念の基、聴覚診断装置および補聴器関連機器を通じて『耳』、『聞こえ』に関わるさまざまな方々へ世界の先端学術研究の知見を基に、欧米の国際規格に準じた製品をいち早く日本のお客様にご紹介し、最適なソリューションを提供することを使命としています。

外部リンク

デンマーク・インターアコースティクス社製  カリスト専用『TBS10補聴器特性測定装置』

https://www.atpress.ne.jp/news/114115

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